梅仕事
数年前まで、青梅をしっかりと追熟させて梅を仕込んでいたけど…
ここ最近は違う。
青梅のまま、塩漬けにしてしまう方法。
この漬け方、実はベルギーの恩師から学んだ。
最初は、えーっ、追熟して、黄色になったものでしょ〜と思っていたけど..
彼女が持っている梅干しの漬け方(英語版)を見せてもらうと、
確かに青梅から漬けられていた。
その本は、日本語版を英語版にしたもので、すごく古い本。
そして、陰陽の法則で言っても、確かに、この青梅を塩漬けする方が
理にかなっている。
青梅ー陰性
塩漬けー陽性
液体の中で漬け込むー陰性
寝かせるー陽性
赤紫蘇追加ー陰性
赤い色に染まるー陽性
干すー陽性
最後は陽性が重なるけど…
元々が青梅は生で食べるとお腹をこわすほど強い毒性(陰性)がある。
その毒性をうまく中和させるためには、やはり陽性の力は多めに必要なのだろう….
毒薬変じて薬となる
とはよく言ったもので、毒は生理活性が高く、利用法によっては薬になるものが多くあります。
梅干しも同じ。
その毒性をうまく活用させた、日本人が生み出した素晴らしい知恵。
市販の梅干しには、添加物が大量に含まれていたりするけど…
それでは、本来の効果がえられない。
梅干しには
梅、塩、赤紫蘇
これ以外のものは何もいりません。